つなぐ鞠: 上絵師 律の似面絵帖 (光文社文庫 ち 6-5 光文社時代小説文庫 上絵師律の似面絵帖)
- 光文社 (2019年6月12日発売)
本棚登録 : 188人
感想 : 19件
二月をかけた着物の上絵をやり遂げた律だったが、その後は再び巾着の製作に。
だが、なかなか類に褒められず数は前と同じ2枚。
同じ仕事人に負けている。
涼太との結婚話は進み結納を済ませる。
新しい図案、手鞠柄を作ると、それに人気の火がつき、偽物も出る始末。
いろいろな人から新しい注文が入り、同じ待つなら、倍額で完全オーダーの巾着をとの客も増える。
仕事を通し、成長してゆく律。
『みをつくし〜』シリーズは料理と友情、人としての成長が主題であったが、このシリーズは女性の少ない分野でのことだけに、女性の自立と成長、プラス事件の解決と捕物も加わり、なかなかスリリングな展開が多く充実の内容。
読書状況:読み終わった
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- 感想投稿日 : 2020年9月23日
- 読了日 : 2020年9月23日
- 本棚登録日 : 2020年9月21日
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