つなぐ鞠: 上絵師 律の似面絵帖 (光文社文庫 ち 6-5 光文社時代小説文庫 上絵師律の似面絵帖)

著者 :
  • 光文社 (2019年6月12日発売)
3.83
  • (12)
  • (24)
  • (22)
  • (0)
  • (0)
本棚登録 : 188
感想 : 19
4

二月をかけた着物の上絵をやり遂げた律だったが、その後は再び巾着の製作に。
だが、なかなか類に褒められず数は前と同じ2枚。
同じ仕事人に負けている。

涼太との結婚話は進み結納を済ませる。

新しい図案、手鞠柄を作ると、それに人気の火がつき、偽物も出る始末。

いろいろな人から新しい注文が入り、同じ待つなら、倍額で完全オーダーの巾着をとの客も増える。

仕事を通し、成長してゆく律。

『みをつくし〜』シリーズは料理と友情、人としての成長が主題であったが、このシリーズは女性の少ない分野でのことだけに、女性の自立と成長、プラス事件の解決と捕物も加わり、なかなかスリリングな展開が多く充実の内容。

読書状況:読み終わった 公開設定:公開
カテゴリ: 未設定
感想投稿日 : 2020年9月23日
読了日 : 2020年9月23日
本棚登録日 : 2020年9月21日

みんなの感想をみる

コメント 0件

ツイートする