著者は「難読症」という文章が読みにくい特性を抱えた方でしたが、読み方の工夫で自分なりの読書法を編み出した方です。
前書きにある「内言語」は、文章を読むときに頭の中で音がなる、音として変換されているということらしいのですが、著者はそれがないらしいのです。ここで初めて、読書時に頭の中で勝手に音声や映像が流れる、ということには個人差があるということを知りました。
また、本を早く読めることが必ずしも良いことではないことも。
字面だけを追って読んだ気になっている、という一文にハッとさせられました。一時期のわたしがまさにそれだったので。
脳番地に合わせて色々方法が書いてあったので、今の読書スタイルに飽きたり、疑問がある人は読んでみるとまた新鮮な気持ちで読書に向かえるかも。
読書状況:読み終わった
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過去の所蔵
- 感想投稿日 : 2019年3月2日
- 読了日 : 2019年3月2日
- 本棚登録日 : 2019年3月2日
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