心星ひとつ みをつくし料理帖 (角川春樹事務所 時代小説文庫)

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本棚登録 : 3520
レビュー : 539
著者 :
ahuksunさん  未設定  読み終わった 

澪に重大な決断が迫られる怒涛の展開でした。

これまでの1話完結型から、尾を引くような辛い選択を迫られることも増えてきた。
澪の想い人との身分差、野江ちゃんの身請け、天満一兆庵の再建、そしてつる屋の今後と、澪の料理の才能と、人を思う気持ちが、澪自身を苦しめていきます。

どれも手放したくないものである故に、読んでいても惨い選択をさせるなぁと、胸がギュッと苦しくなる展開でした。
小松原さま関連の選択肢が、料理人としての道を定めた選択のあとだから余計に辛かった。

が、やはり小松原さまとの一連のやりとりには感激しましたし、澪を思いやる周りの人々も共に泣いたり笑ったりしてくれていて、胸が温かくなります。

澪の料理人としての器が、苦悩を生んでいますが、真摯に1歩1歩、道を決めていく澪の姿に励まされます。

澪にはやはり料理人として頑張ってほしい、でも小松原さまとも報われてほしい。
これまでも悩みながら、紆余曲折しながらも、納得のいく答えを見せてくれた澪の物語です。期待をして続きを読みたいと思います。

レビュー投稿日
2018年11月11日
読了日
2018年11月11日
本棚登録日
2018年11月1日
3
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