春宵十話 (角川ソフィア文庫)

著者 :
  • KADOKAWA/角川学芸出版 (2014年5月24日発売)
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本棚登録 : 505
感想 : 36
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2014/12/16図書館から借りてきた。
人の中心は情緒である。と岡潔は言うが、どういう意味であるのか。
私は数学なんかをして人類にどういう利益があるのだと問う人に対しては、スミレはただスミレのように咲けばよいのであって、そのことが春の野にどのような影響があろうとなかろうと、スミレのあずかり知らないことだと答えて来た。
新明解国語辞典によると、
情緒とは、その・もの(場)に接した時に受ける、特有の情趣。
情趣とは、そのものに接した人に感じさせる、ほのぼのとした・よさ(味わい)。
情操とは、美しいもの、純粋なもの、崇高なものを見たり聞いたりしてすなおに感動する、豊かな心(の働き)。
これらを踏まえて、岡潔の情操、情緒という言葉を眺めて見たい。
購入。
何回も読まないと分からないだろうなぁ。何回も読みたい内容だなぁ。

読書状況:読み終わった 公開設定:公開
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感想投稿日 : 2014年12月16日
読了日 : 2016年12月11日
本棚登録日 : 2014年12月16日

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