これはジュリアンという男の子が、プールからの帰りにマーメイドの格好をした人たちと会い、カッコいいと思い、おばあちゃんに、僕もマーメイドなんだ、という話です。
ばあちゃんはそのときはそうかい、といっただけでしたが、そのあとジュリアンにネックレスを渡し、マーメイドの格好をしたジュリアンを連れてパレードに行くのです。
という話を読んで、これはLGBTQの話だということがすぐわかる人は日本では少ないかもしれません。
この本を出版したサウザンブックスのプライド叢書は、LGBTQのための本を出しているところなのだそうで(本に、そう書いてある)それに気がつけばなるほど、だと思いますが……。
でもこれくらいさり気ないほうがいいかもね。
絵は素晴らしく上手く、小学校に入れてほしい一冊です。
2021/09/01 更新
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【連載】今日の一冊
- 感想投稿日 : 2021年8月31日
- 本棚登録日 : 2021年9月1日
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