死を目標に生きる人がいたっていいじゃないか。
なんて、どーなの?
って思ったけど、お年寄りになって「だれにも迷惑かけずにころっと死にたいわ」と
そんな風に言うのは確かにあるし、
自分の人生は自分にしか決められないのだから、
自殺をするのが正しいか正しくないかの問題ではなく
自ら死を選びとるという自由、権利は生きている人それぞれに与えられているのではないか。
自殺の是非を問えば、答えを出す個々の数だけ異なる回答が返ってくるかもしれない。
それは全く個人に任された「意見」であり、絶対的な「善」とか「悪」とかに
分けることのできないものだと思う。
今後自分が自殺する可能性はあるかもしれないし、その時はそれを悪だと思わないかもしれない。
自分のことならば、許せてしまう。
それでも、誰かが死んでしまおうと思っていたら、私は絶対に止めると思う。
「死なないでくれ、としか言えないんですよね、人は人に」
この台詞が凄く印象的。
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- 感想投稿日 : 2009年4月27日
- 読了日 : 2009年4月27日
- 本棚登録日 : 2009年4月27日
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