わたしはマララ: 教育のために立ち上がり、タリバンに撃たれた少女

  • 学研プラス (2013年12月3日発売)
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パキスタンのマララ・ユスフザイさんの著書。ムスリムの宗教観やインドとパキスタン、パキスタンとアフガニスタンの歴史や関係性の知識が乏しいため、最初はなかなか集中しづらいところもありましたが段々と慣れ、後半はどんどん読み進みました。イスラム教と一口に言ってもスンニ派とシーア派と大きな2つの派に分かれていることはなんとなく知ってはいましたが、教義に違いはそれほどなく、「預言者の正当なる後継者は誰か(家族なのか弟子なのか、だったか、、、)」というそこの考えの違いで別の派になっており、さらにその中にそれぞれまた違うグループが無数にある、という解説にはびっくりしました。巻末に、2013年の国連本部でのスピーチ全文が掲載されていたのも良かったです。多くの人に読んでもらいたい作品。

読書状況:読み終わった 公開設定:公開
カテゴリ: ノンフィクション
感想投稿日 : 2023年12月4日
読了日 : 2023年12月4日
本棚登録日 : 2023年12月4日

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