福島県いわき市に暮らす一人のオトコと中国人アーティストの生き様とふたりを筆者の目から描いたルポルタージュ。
川内さんのすごいと思うのは、取材した内容を読んでるこちらが実際にその場にいるような生き生きした文章にしてしまうところ。
今回も行ったことのない海外の美術館やいわき市にまるで自分がいるような錯覚を起こしてくれる。
そして尚且、合間合間に的確な筆者の視点やコメントがあるのだが
それもわざとらしくないし、考えが偏ることもない。
あくまで冷静な視点なのだ。
ふたりの生き様もだが、一冊を通して夢や希望、そして土臭さや人間くささが詰まっている。
また川内ワールドで知らない世界を見せてもらった、そんな感覚。
読書状況:読み終わった
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- 感想投稿日 : 2022年3月15日
- 読了日 : 2022年3月15日
- 本棚登録日 : 2022年1月14日
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