これまたトラウマ作品です。
極限の寒さと疲労のため精神に異常をきたして、吹雪のなか着ている服を脱いで裸になってそのまま凍死する兵士。
子供の頃、テレビで見たワンシーンが強烈でした。
小説では雪山と、それに翻弄されながら生死を分ける二つの部隊の描写は、気象学者でもある新田次郎でなければ書けなかったと思います。
組織の在り方とか、明治という時代の暗さとかいろいろ考えさせられる作品でした。
映画もちゃんと観ないといけないな。
読書状況:読み終わった
公開設定:公開
カテゴリ:
未設定
- 感想投稿日 : 2023年2月25日
- 読了日 : 2023年2月24日
- 本棚登録日 : 2021年4月13日
みんなの感想をみる