物語は昭和37年、喜びに包まれた場面から始まる。
不器用な父親ヤスさんと息子アキラの、約30年間を描いた、涙無しでは読めない、愛に溢れた親子の話し。
アキラが3歳の時、妻の美佐子さんを亡くしてから、ヤスさんは不器用ながらも大きな愛でアキラを育てていく。
しかしあまりにも不器用で、暴走する事もしばしば。ひどく照れ屋な為、愛情を伝える事も上手く出来ず、つい乱暴な言動に出てしまう。
でもそんなときは、家族のような周りの人達が助けてくれる。
そんな人々も、それぞれに寂しさや悲しみを抱えて生きている。
だからこそ、その人達の言葉は心に響く。
中でもヤスさんの父親のような存在である海雲和尚の名言は響く。
そうして色んな人に支えられながら、子供も親も成長していく。
本当にオススメの本です。号泣必至。
読書状況:読み終わった
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カテゴリ:
2021
- 感想投稿日 : 2021年3月7日
- 読了日 : 2021年3月6日
- 本棚登録日 : 2021年1月28日
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