就職氷河期でなかなか就職の決まらない主人公、花森心平。
そんな彼がやっと内定をもらえたのが、破綻寸前のホテル。
売却を持ち掛ける銀行と戦い、地元に愛されるホテルにするため、新米ホテルマンの心平は、美人支配人や職場の先輩達と共に奮闘する。
とても分かりやすいストーリーと登場人物。暴走ぎみの主人公に、こんな新入社員いないよな、と笑いながらサクサク読める。
ホテルがどんどん地域の人達に愛されていく様子が気持ちいい。
心平に協力してくれる喫茶店のマスターの言葉「非効率的なことこそ色気になる」には、なるほどなぁ、と思う。
この本はビジネス小説や経済小説と紹介されていたが、痛快エンタメとして楽しんだ。
読書状況:読み終わった
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カテゴリ:
2020
- 感想投稿日 : 2020年9月28日
- 読了日 : 2020年9月24日
- 本棚登録日 : 2020年9月26日
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