リベンジ・ホテル (講談社文庫)

著者 :
  • 講談社 (2012年3月15日発売)
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本棚登録 : 460
感想 : 61
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就職氷河期でなかなか就職の決まらない主人公、花森心平。
そんな彼がやっと内定をもらえたのが、破綻寸前のホテル。
売却を持ち掛ける銀行と戦い、地元に愛されるホテルにするため、新米ホテルマンの心平は、美人支配人や職場の先輩達と共に奮闘する。
とても分かりやすいストーリーと登場人物。暴走ぎみの主人公に、こんな新入社員いないよな、と笑いながらサクサク読める。
ホテルがどんどん地域の人達に愛されていく様子が気持ちいい。
心平に協力してくれる喫茶店のマスターの言葉「非効率的なことこそ色気になる」には、なるほどなぁ、と思う。
この本はビジネス小説や経済小説と紹介されていたが、痛快エンタメとして楽しんだ。

読書状況:読み終わった 公開設定:公開
カテゴリ: 2020
感想投稿日 : 2020年9月28日
読了日 : 2020年9月24日
本棚登録日 : 2020年9月26日

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