キケンとは、とある工科大学のサークル「機械制御研究部」の略称。
その「機研」でのキラキラとした日常。キラキラと言うと何か美しく輝いているようだが、その毎日はバカみたいに熱く、全力で遊び、まさに青春が爆発している。
「機研」の黄金期のエピソードがすごい熱量で描かれている。
学祭のエピソードが、一番の迫力で面白かったかな。本当に「らぁめんキケン」があったら、食べてみたいし、目の前で彼等が走り回っていそうな気がする。
そしてこの作品は、ただの青春小説ではない。
登場人物の一人が、妻に思い出話として語っている回想形式なのです。
それがポイントで、最終話からラストはもう胸が熱くなり、感情が渦巻き涙が流れてしまう。
さすが有川さん。
生きるって最高。
読書状況:読み終わった
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カテゴリ:
2020
- 感想投稿日 : 2020年7月4日
- 読了日 : 2020年7月3日
- 本棚登録日 : 2020年7月3日
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