黒ネコジェニーのおはなし第三巻。これで終わりらしい。シリーズ通してどのおはなしも、ジェニーが自分の弱い心と戦って正しいと思うことをするにいたるまで、そしてしたあとの、心の動きがよくわかっておもしろかった。「子どもに読ませたい」っていうのももちろんあるが、実は自分も素直に感動していたりする。未熟者ゆえ。(アメリカのシットコム『フレンズ』知ってる人にはジョーイがベビーシッターのサンディーのパペット遊びに感動して泣いてるシーンを。)
以下備忘メモ。
■ジェニーにきょうだいができるはなし
困っている野良ネコを助けるジェニー。受け入れる飼い主のキャプテン・ティンカー。妬ましい気持ちと戦うジェニー。
■ジェニーのきょうだいがキャット・クラブにはいるはなし
「キャット・クラブにいるときのあたしは、うちにいるときのあたしとは違う。こんなに小さくてはずかしがりやなのに、勇敢でないとできないことをたくさんしてきたんだもの。」という理由で、きょうだいをキャット・クラブに紹介するのをはじめは躊躇うジェニー。家族も大事だけど、家族から離れた"外の世界"を持つことも、私たちにとって実は大事なんだろうな。でも結局は思い直して、きょうだいともキャット・クラブという"外の世界"を分かちあう。
読書状況:読み終わった
公開設定:公開
カテゴリ:
子供向け?
- 感想投稿日 : 2020年5月20日
- 読了日 : 2020年5月20日
- 本棚登録日 : 2020年5月20日
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