ジェニーときょうだい (黒ネコジェニーのおはなし 3) (世界傑作童話シリーズ)

  • 福音館書店 (2012年2月20日発売)
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感想 : 13
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黒ネコジェニーのおはなし第三巻。これで終わりらしい。シリーズ通してどのおはなしも、ジェニーが自分の弱い心と戦って正しいと思うことをするにいたるまで、そしてしたあとの、心の動きがよくわかっておもしろかった。「子どもに読ませたい」っていうのももちろんあるが、実は自分も素直に感動していたりする。未熟者ゆえ。(アメリカのシットコム『フレンズ』知ってる人にはジョーイがベビーシッターのサンディーのパペット遊びに感動して泣いてるシーンを。)


以下備忘メモ。


■ジェニーにきょうだいができるはなし
困っている野良ネコを助けるジェニー。受け入れる飼い主のキャプテン・ティンカー。妬ましい気持ちと戦うジェニー。


■ジェニーのきょうだいがキャット・クラブにはいるはなし
「キャット・クラブにいるときのあたしは、うちにいるときのあたしとは違う。こんなに小さくてはずかしがりやなのに、勇敢でないとできないことをたくさんしてきたんだもの。」という理由で、きょうだいをキャット・クラブに紹介するのをはじめは躊躇うジェニー。家族も大事だけど、家族から離れた"外の世界"を持つことも、私たちにとって実は大事なんだろうな。でも結局は思い直して、きょうだいともキャット・クラブという"外の世界"を分かちあう。

読書状況:読み終わった 公開設定:公開
カテゴリ: 子供向け?
感想投稿日 : 2020年5月20日
読了日 : 2020年5月20日
本棚登録日 : 2020年5月20日

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