このシリーズの短編集は、色々なキャラクターに焦点が当たって、それぞれの内面が描かれるのが楽しいですね。
「生霊殺人事件」
アメデオさんが意地を張りつつ頑張るお話。私自身も読みながら「共犯だろ」「看守が犯人だろ」という安直な発想に繋がったので、アメデオさんとはいいお友達になれそうです(笑) ローレンさんの真意はともかく、役に立っていると言われて喜ぶアメデオさん、可愛いなぁ。
「エレイン・シーモアの秘密の花園」
マギーさんやエリザベートさんのプロフェッショナルな調査手腕に慣れてしまうと、素人くさいエレインさんのやり口が逆に新鮮に感じられる……(笑)
「迷い猫」
猫探しでも全力投球のいつもの平賀と、平賀の誕生日を祝おうと全力投球のロベルトにほっこり(笑) 最後は都合が良すぎるほどの「めでたしめでたし」ですが、こういうご都合主義は嫌いじゃありません。
読書状況:読み終わった
公開設定:公開
カテゴリ:
未設定
- 感想投稿日 : 2022年12月2日
- 読了日 : 2022年12月2日
- 本棚登録日 : 2022年12月2日
みんなの感想をみる