[墨田区図書館]
「ルイ・ブライユ」は教科書に載っているので日本の小学生に有名とニュースで見たし、公文の教材にも出てきたことがあったので当然知っているだろうけど、ちょうど確認&時間つぶしにいいんじゃないかな、マンガだし、と借りてきてみたら、"ビジュアル"伝記なるシリーズで、一応"本"。息子が私同様、表紙絵からマンガと思って開いて初めて気づいた(笑)
ただ一応名前くらいは知っておいたほうがいいし、半分くらいは読ませられたかな?私もルイが自ら点字を改良したあたりで達成感を感じてそのあたりまでしか読んでいなかったけれど、いざ返そうかという段になってざっと最後まで目を通してみると、ルイの亡骸に関する記述に目をむいてしまった。
彼のブライユ点字がフランスだけでなく全世界の共通点字として広まると、一旦は故郷の村の墓地に静かに祀られていた彼の遺体を中心部へと移すという話が出たらしい。その手の話はよく耳にするのだが、ルイの遺体に関しては、素直な移転とはならず、寂寥をこらえた村からの申し出で、「ルイの両手」だけは村に残されているらしい。「ルイの両手」…なんでその部位を?全盲者にとって両手が目であり点字を読み取る大事な部位だから?それとも単に切り取りやすく象徴性もあるから??というか、そもそも遺体をわざわざ切断してまで分断して複数個所に安置するなんて、と最後の最後で強烈なエピソードを印象付けられた。
読書状況:読み終わった
公開設定:公開
カテゴリ:
子どもの読書履歴(読み聞かせ)
- 感想投稿日 : 2019年6月25日
- 読了日 : 2019年6月25日
- 本棚登録日 : 2019年6月25日
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