銀河のワールドカップ

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  • 集英社 (2006年4月26日発売)
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2014年のサッカーワールドカップ。
現地ブラジルはますます盛り上がり、
TV観戦していても、
一点を争う緊迫試合に引き込まれてしまいます。

サッカーのどこがそこまで人を魅了するのでしょう。
私の場合、まず、
一生懸命にボールを追う雄姿に魅かれました。
そして、スピードと人を弾き飛ばすような迫力。
これは男子サッカーだからこそ言えるかもしれませんが。

日本は残念ながら予選リーグ敗退でしたが、
4年後、さらにその4年後の日本チームはいいかも。
そんな明るい希望を持たせてくれる、サッカー少年たちの小説でした。

元Jリーガーで、優秀な少年サッカーチームのコーチでもあった花島。
ある事件をおこし、サッカー界から去ってサラリーマンとなっていましたが、
ある時、公園でミニサッカーをしている子供たちに出会います。
小学生5,6年生の少年少女たちですが、
ずば抜けてサッカーのうまい三つ子をはじめ、足の速い少女など、
FCクラスのコーチが眼を付けそうに上手い子供たちでした。
花島のちらりと見せたサッカープレーに、
子供たちは自分たちの所属する少年サッカーチームのコーチになってくれと頼みます。
この子たちを育てて見たいと思った花島は、活動を始めます。
都大会ではまけたものの、8人制サッカーの未来カップで優勝。
バルセロナで開かれるガラクシア杯での優勝を目指すまでになりました。
日本一、世界一、いや宇宙一をめざすサッカーイレブン。
夢見る子供たちと同様、花島コーチも充分なサッカーバカ・・・。

この作品は、スポーツアニメ『銀河へキックオフ!!』の原作だそうです。
どこにでもあるようなサッカー少年とコーチの物語ですが、
サッカーの戦術や試合中の選手の気持ちなどが
詳細に書かれていました。
タイムリーなこの時期に読むと、
ますますサッカーの試合を面白く感じると思いました。

選手も観客もアツくなるのはわかります。
でも、怪我やアクシデントには気をつけたいものですね。
(ああ・・・ブラジルのネイマール・・・悲惨。(T_T))

読書状況:読み終わった 公開設定:公開
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感想投稿日 : 2014年7月7日
読了日 : 2014年7月7日
本棚登録日 : 2014年7月7日

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