(P[み]4-1)晴れた日は図書館へいこう (ポプラ文庫ピュアフル)

著者 :
  • ポプラ社 (2013年7月5日発売)
3.46
  • (64)
  • (180)
  • (244)
  • (48)
  • (5)
本棚登録 : 1865
感想 : 195
5

個人的に凄く好きなストーリーでした。ショートストーリがいくつか入っている感じだけど、ちゃんと繋がっていて話も分かりやすかったです。
主人公の女の子の性格とかクラスメイト達の学校事情、さらに図書館に来る様々な謎と利用者。すべてが楽しかったです。ミステリーってなんか、探偵みたいに解いていくのがミステリーと私は勝手に思っていた部分もあって、今回の「日常のミステリー」は本当に現実でもありうる事ばかりで、身近に感じました。図書館通ってる人や幼い頃によく図書館を利用していた人も共感できるところもあると思います。
著者はあとがきで、「単行本デビュー」と書いてあります。児童文学者協会の新人賞応募からこの児童ミステリーにチャレンジし、佳作を受賞されたとのことでした。私はほっこりした温かい気持ちもなったし、子どもの懐かしい頃の気持ちも思い出せた気がします。児童向けっぽいけど文庫本は、大人でも飽きることなく読めると思います。

読書状況:読み終わった 公開設定:公開
カテゴリ: 小説
感想投稿日 : 2021年2月5日
読了日 : 2021年2月5日
本棚登録日 : 2021年2月1日

みんなの感想をみる

コメント 0件

ツイートする