サクラ咲く (光文社文庫 つ 16-1)

著者 :
  • 光文社 (2014年3月12日発売)
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感想 : 459
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学校という一つの社会の中で繰り広げられるこの物語の中には、ほんの些細な言葉が人を励ましたり、支えたり、傷つけたり、新しい行動を生み出す姿が描かれている。
本編の中で「ものづくりが徒労に終わるかもしれないなんて、決めるのは結局誰かの主観でしかない。何が無駄かなんてことを決めるのも、人それぞれだ。」と綴られている言葉に、それが端的に表されている気がした。

青春、と一言で言ってしまえないほどに、いろいろな感情や思考、意思があって、一人一人の思いは交錯して一つの社会になっているのだなぁ、と改めて思う。

読書状況:読み終わった 公開設定:公開
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感想投稿日 : 2021年7月21日
読了日 : 2021年7月21日
本棚登録日 : 2021年7月21日

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