学校という一つの社会の中で繰り広げられるこの物語の中には、ほんの些細な言葉が人を励ましたり、支えたり、傷つけたり、新しい行動を生み出す姿が描かれている。
本編の中で「ものづくりが徒労に終わるかもしれないなんて、決めるのは結局誰かの主観でしかない。何が無駄かなんてことを決めるのも、人それぞれだ。」と綴られている言葉に、それが端的に表されている気がした。
青春、と一言で言ってしまえないほどに、いろいろな感情や思考、意思があって、一人一人の思いは交錯して一つの社会になっているのだなぁ、と改めて思う。
読書状況:読み終わった
公開設定:公開
カテゴリ:
未設定
- 感想投稿日 : 2021年7月21日
- 読了日 : 2021年7月21日
- 本棚登録日 : 2021年7月21日
みんなの感想をみる