家を破壊しておきながら責任を大家に押し付ける若い家族や、他の男性とイチャつくために子供を放置する女性など、現代的なモブが登場する。
「ぶっちゃん」という文字がでてくるたびに主人公を嫌いになっていく。
飼い主を目の前にしても、人間よりネコを「まちきれない」と構ったり、「ぶっ……じゃなかった、アンディくん」と何度も言い間違えかけたり。
二度目からはわざとだろうとしか思えなくなった。
最初は、そんな仕事をしていたり母親の近くにいるのは無理だから、ひとり暮らしを始められた主人公に寄り添えたけど、3巻以降は彼女の身勝手さにどんどん磨きがかかっていく。
おかげであまり主人公が何をしたかを覚えていない。
文章はすいすい読めるので、マインドフルネス瞑想のツールにするのがちょうどよい。
【これから読む人のためのシリーズメモ】
①れんげ荘
②働かないの れんげ荘物語
③ネコと昼寝 れんげ荘物語
④散歩するネコ れんげ荘物語
⑤おたがいさま れんげ荘物語
⑥おネコさま御一行 れんげ荘物語
⑦今日はいい天気ですね。 れんげ荘物語
読書状況:読み終わった
公開設定:公開
カテゴリ:
読み終わった群ようこ著書
- 感想投稿日 : 2023年5月14日
- 読了日 : 2023年5月12日
- 本棚登録日 : 2023年5月1日
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