菊と刀 (光文社古典新訳文庫 Cヘ 1-1)

  • 光文社 (2008年10月9日発売)
3.74
  • (51)
  • (112)
  • (84)
  • (11)
  • (4)
本棚登録 : 1402
感想 : 101
3

第二次世界大戦で日本と戦ったアメリカが日本人の気質を研究するために書かれた本。
著者のルース・ベネディクトは一度も日本に行かず、聞き取り等だけでこれだけのことを書いたとは…と驚かされました。
日本を直に目で見ていない分、時々「あれ?」と思うことや『身から出た錆』のように言葉の選択がおかしく感じることもありますが当時の日本人の思考、気質がアメリカの目で分析されていました。
恥の文化と罪の文化の違いは大きいと感じました。

現在はもうほとんど失われてしまったと感じるものもありますが日本人が日本人を知るためにも色々と参考になるものがありました。

読書状況:読み終わった 公開設定:公開
カテゴリ: 未設定
感想投稿日 : 2021年10月28日
読了日 : 2021年10月28日
本棚登録日 : 2021年10月28日

みんなの感想をみる

ツイートする