初の今村翔吾さん。
時代小説をほとんど読まない私に、ブク友やまさんが勧めてくださった一冊。
冒頭からかっこいい男の登場!炎の中の男が映像で浮かんできた。
物語は現代風っぽくて読みやすかった。ミステリー要素もある。
藩の火消組織を再建するために頭として召された松永源吾が仲間を集めるところが好き。中でも私のお気に入りは、元力士の寅次郎。気が優しくて力持ちで頼りになる。
杉浦日向子著「一日江戸人」によると、江戸人の選んだ男の中の男"江戸の三男"とは、『火消しの頭、力士、与力』だとか。やっぱり!♡
この時代の消火方法は破壊消火というのも初めて知った。江戸の大火の様子を知りたくて、動画配信で確認してしまった。消防博物館にもこの時代の資料があるらしい。行って源吾たち火消に思いを巡らすのもいいかもしれない。歴史を知ることにも繋がりそうだ。
(※江戸東京博物館は現在休館中(T_T))
7/8追記
消防博物館に行ってきた。
江戸時代の火消に思いを巡らすことができた。
読書状況:読み終わった
公開設定:公開
カテゴリ:
日本文学:作者あ行
- 感想投稿日 : 2022年6月19日
- 読了日 : 2022年6月19日
- 本棚登録日 : 2022年6月19日
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