地には平和を (角川文庫)

著者 :
  • KADOKAWA (2019年6月27日発売)
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本棚登録 : 152
感想 : 15

乱歩の少年探偵やルパン、ホームズはさておき、文庫本に出会って、最初に夢中になったのは星新一である。
そして、その解説やエッセイなどで、小松左京の名前には触れていたし、書店に行けば、カッパノベルスで、「日本沈没」が平積みされていて、映画やテレビドラマ、さいとうたかをによって、劇画化もされていた。
そして、確かスターウォーズと同じ年に「復活の日」が映画化された。
その頃、文庫本の世界でも、小松左京ブームがあったと思う。
僕は新潮文庫の「はみだし生物学」角川文庫の「怨霊の国」集英社文庫の「ある生き物の記録」「読む楽しみ語る愉しみ」講談社文庫の「宇宙人のしゅくだい」などを読んだが、有名な長編小説は一つも読んでいない。
今回、100分で名著という番組で、小松左京が取り上げられているのを知り、急遽「地には平和を」を探した。
ハルキ文庫には無くて、河出文庫にもあったが 角川文庫で、復刊されていたのでこれにした。
番組で取り上げられている「ゴルディアスの結び目」も角川文庫で復刊されている。
収録作品で、「地には平和を」と「日本売ります」は初読だが、「ある生き物の記録」は昔読んでいる。それにも関わらず、キングの時と同じで、どの作品も一つも覚えていない。
こうなると、読んだというのは何であるのかと、思ってしまう。
食事と同じで、食べた時は美味しいが、そ、の時だけの刹那的なものなのだろうか。
まだ未読なのだが、新潮文庫で、「やぶれかぶれ青春記」が復刊されていたので、買ってある。
今は無き、旺文社文庫で僕はこの本を読んだ。
これも、大部分は忘れているだろう。

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感想投稿日 : 2019年7月30日
本棚登録日 : 2019年7月30日

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