「上」に比べると、やや専門的で退屈な部分もあったが、全体的に多岐にわたる資料を横断しながら細かに、かつ鮮やかに歴史を構築していく手法は、どこかフィクションにすら感じられるほど面白く、それは歴史そのものに起因するものというよりかは、著者のテクニックの素晴らしさゆえだろう。夢中になって読破した。素晴らしい経験だった。さまざまな問題提起が含まれるため、本書を起点とし知識の網は広がっていくに違いない。
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- 感想投稿日 : 2023年2月5日
- 読了日 : 2023年2月5日
- 本棚登録日 : 2023年1月29日
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