音楽は理系分野として扱われていて、芸術として認められたのは最近だという話を聞いたことがありましたが、改めて本書を読むといかに数学的に音楽が解釈されていったかがわかります。
内容としては楽典です。そのため、音楽産業的にはどう扱われているか、ポップソングにはどのような事例が...など文化論的なものだと思うと期待外れかもしれません。ですが、音楽と数学といった学問への興味が深まるのではと思います。
以前ある楽典を読んだことがあったのですが、感覚としてはこちらの方が理解しやすいと思いました。学問的な面で予備知識として知っておいた方がより理解しやすそうな面はありましたが、知らなくても読み進められるものになってます。
読書状況:読み終わった
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カテゴリ:
坂口博樹
- 感想投稿日 : 2019年2月10日
- 読了日 : 2019年2月10日
- 本棚登録日 : 2019年2月3日
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