とんび (角川文庫)

著者 :
  • KADOKAWA (2011年12月25日発売)
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本棚登録 : 615
感想 : 64
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重松清さんの作品が好きなのと映画が上映していることから読んでみたくなりました。

父親ヤスさんの心の踵は、親であれば誰もが共感する場面があるのではと思いました。
人は何かしら欠けているものがあり、親子だけでなく、周りの色んな人たち、暮らす地域に支えられ、補い合って生きていることを自分や色んな人に重ねながら、人が生きる大事な基盤だと息子アキラの成長過程と共に感じました。
真正面からめぐり来ることへ愚直なまでに向き合う不器用だけど心根の優しい父親ヤスさんの体当たりな人生に感動する作品です。

読書状況:読み終わった 公開設定:公開
カテゴリ: 未設定
感想投稿日 : 2022年5月2日
読了日 : 2022年5月1日
本棚登録日 : 2022年5月1日

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