ミステリー短編集。あっさりとした読み心地で、物語も簡潔に思えるのですが。読み終えた後になんともいえない余韻の残る話が多いです。「え? そうなるの?」という感じ。なんとも皮肉だったり、ぞくりとしたり、ささやかな毒を感じさせられました。
お気に入りは「茶の間のオペラ」。ラストの一行が恐ろしいこと! なのだけれど、そのあとに起こるであろうことをちょっと期待してしまったりするのがまた恐ろしい(苦笑)。
「殺意を抱いて暗がりに」も良いなあ。これもまたラストの一行が効いています。
読書状況:読み終わった
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カテゴリ:
ミステリ
- 感想投稿日 : 2020年3月30日
- 読了日 : 2020年3月30日
- 本棚登録日 : 2020年3月30日
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