遠野のさまざまな伝承をまじえた幻想小説。ホラーっぽい雰囲気もときどきあるけれど、怖いよりも物悲しさを感じさせられる物語です。そしてロマンチックな要素もちょっとあるかな。
その都度歌詞の変わる数え歌が秀逸。巧いなあ。それぞれの状況に合っていて、怖かったり哀しかったりほんわかしたり。雰囲気に浸れました。出来れば冬の静かな夜に、ひっそりと読みたい一冊です。
読書状況:読み終わった
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カテゴリ:
幻想
- 感想投稿日 : 2011年4月6日
- 読了日 : 2011年4月6日
- 本棚登録日 : 2011年4月6日
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