ロスト・シンボル 下

  • 角川書店 (2010年3月3日発売)
3.50
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本棚登録 : 2200
感想 : 252
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今回ばかりは本当にラングドン教授が死んでしまったかと思った。

とにかく手に汗握る展開が盛りだくさんで、今回もこれまでの作品に劣らずの臨場感で楽しめました。

ラングドン教授は旧友ピーター・ソロモンに呼び寄せられてワシントンに降り立ちます。そこで例のごとく事件に巻き込まれてしまうわけですが、CIAやらフリーメイソンやらと色んな人々が関わってきます。

今回のヒロイン役のキャサリン・ソロモンの研究所が光の無い暗闇の中にポツンと存在するのもなんだかSF的な雰囲気もあって想像力を掻き立てます。
そして研究所の外の暗闇の中でキャサリンが犯人に追い詰められるシーンは本当に心の底からドキドキしました。

そして犯人の正体を知った時は驚きました。(予想できた人もいるかもしれないけど私は完璧に騙されたw単純なんですね)

この作品のアクションサイドは文句なしに面白かったです。
ただ・・・うんちくサイドはというとかなり理屈っぽく眠くなりました。良く途中で挫折しなかったなと思います。最後の方はとにかく理屈をくだくだと書いてあるので、最後のお宝が結局私にはなんだったのか分かりませんでした。
まぁ、きっと大事なものなんでしょう。

私はやっぱり金銀財宝とか血筋とか、そういう分かりやすいお話が好きだな〜。

読書状況:読み終わった 公開設定:公開
カテゴリ: ミステリー&サスペンス
感想投稿日 : 2014年2月7日
読了日 : 2013年12月15日
本棚登録日 : 2014年2月7日

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コメント 8件

九月猫さんのコメント
2014/02/08

cecilさん、こんばんは♪

お久しぶりですーーっ!

>私はやっぱり金銀財宝とか血筋とか、そういう分かりやすいお話が好きだな〜。

ここに笑っちゃいながらも、共感(笑)
今回のお宝、わかりにくかったですよね。
お日さま昇るまでのくだりが長いし(^^;)

でもって、この作品のラングドンさんてば、
なんだかすごくアタマが固い人になってたと思いません?
「そんなことあるはずがない!」みたいなことばっかり言ってた印象です。
あーた、今までさんざんあり得ない事件に巻き込まれておきながら、
なんで今回だけそんなに懐疑的なんだよぉ!って突っ込みまくりでした(笑)

cecilさんのコメント
2014/02/09

九月猫さん

お久しぶりですーっ!コメントありがとうございます(*´ω`*)

>でもって、この作品のラングドンさんてば、なんだかすごくアタマが固い人になってたと思いません?

ほんと分かります!!この人、もっと素直に物事考えてなかったかな〜?こんなくどかったかな〜って私も結構いたるところでイライラしてしまいました(^-^;

新作のインフェルノがどうなのかすごく気になります。気になるけど読むまではレビューを読むまい!と思ってますが、誘惑に負けそうw

でも今作の犯人役、私としては今までの犯人の中でも際立ってキャラ立ちしていて結構気に入ってます。映像化したら怖そうです。
映画化したらぜひ見たいですね!物語の核心部分が未消化なだけにw

九月猫さんのコメント
2014/02/10

cecilさん、こんばんは♪

cecilさんが、ラングドンさんにイライラ仲間だと知って嬉しくてまた来ました!
ワタシだけでなくてよかった(笑)

「インフェルノ」今、読んでいます。まだ上巻の1/3あたりですけれど面白いです。
いつもは文庫が出るまで待つんですけれど、今回はラングドンさんが○○○○と聞き、
(ネタバレではないのですが、一応伏せておきますね)ガマンできずに図書館で借りてきました。
相変わらず、最初から飛ばしてますよー。
この作家さんは、長々とした説明ナシでいきなりぼーんばーんとハデな事件が起こるのがいいですね(笑)
シーンの切り替えの多用もスピード感を助長して、映像化にぴったり。

「ロスト・シンボル」の映画、ワタシも楽しみです♪
犯人役、どなたが演じているんだろう?
cecilさんがおっしゃるとおり、キャラ立ちしてますよねー!今までで一番、異様というか怖かったです!
変貌の部分をどう描いているのか楽しみ。

ちなみにワタシ、E・マクレガーのファンなので、映画は「天使と悪魔」がお気に入りです♪

cecilさんのコメント
2014/02/11

九月猫さん♪

わわ「インフェルノ」めちゃくちゃ読みたくなってきましたー!
お金が溜まったらすぐに買いに行かなくちゃ!
でも今は今期の直木賞もまだ積読している状態なので、しばらくは積読消化に時間を当てることになりそうです♪

>今回はラングドンさんが○○○○と聞き

めちゃくちゃ気になるーっ!!(ノ´∀`*)
ラングドンさんも年を追うごとに頭が固くなっているのかな。
でもその割にはピンチ度はエスカレートしている気がしますがw
あ、でも「天使と悪魔」の決死のスカイダイビングほどじゃないですかねw

私も映画は「天使と悪魔」が一番好きですー!
ユアン・マクレガー、ハマり役でしたね♪
話もわかりやすかった気がする。

「ロスト・シンボル」の映画化はロン・ハワード監督が降板されたとか。まだまだ時間かかりそうですねー。
「ロスト・シンボル」の映画化までには「インフェルノ」読みます!楽しみですー♪

九月猫さんのコメント
2014/02/13

cecilさん、こんばんは♪

『海』にもコメントありがとうございます。
そちらにもお返事しておりますので、またお時間がある時にでものぞいてやってくださいまし。

「インフェルノ」では、いつものように巻き込まれ型ではあるものの、
ラングドンさん自身が追われているので、頭が固くなるヒマはなさそうです(笑)
ピンチ度は・・・増してるかも。・゚・(ノД`)・゚・。
今のところ(上をもうすぐ読了)、ばーんぼーんとしたハデさは控えめです。

「ロスト・シンボル」の映像化、難航してるのかなぁ。
早く観たいものです。

直木賞、姫野さんは未読ですが、朝井まかてさんの『恋歌』は読みました。
すごく良かったので、おススメです♪(レビュー書いてます、と宣伝してみたりw)

cecilさんのコメント
2014/02/19

九月猫さん!
レス遅くなってすみませんm(__)m

インフェルノのラングドンさんにはイライラすることがなさそうで、ますます読みたくなってますwそして、さらにピンチ度が増しているとは!早く読みたーい(*´ω`*)
そのおかげで積読の読書が捗ってますw

朝井まかてさんの「恋歌」のレビュー拝見させていただきました!
もう読みたくて読みたくて!
詳しいコメントはそちらに失礼させていただきますね♪
まずは姫野さんを読んでみます♪

「直木賞だからって読む気にならない」や「断然、本屋大賞を読む!」という読者も多いようですが私は断然、直木賞派です。
(実のところ本屋大賞で面白い!やばい!という本にあまり出会ったことがない・・・)

九月猫さんのコメント
2014/02/21

Cecilさん、こんにちは♪

「インフェルノ」上、読み終わりましたー(*´∀`)ノ
が、図書館から下巻が届かない(笑)
図書館、初心者なので予約の加減がわからないんですよね。
購入は文庫待ちだしなぁ。

ハードカバーで読むのが初めてのせいかもしれないけれど、
進行が少しゆっくりめな気がします。
シーンごとのスピード感は相変わらずなのですけれど、事態はあまり動いていないんですよね。
単行本は上下の2分冊なのに、3分冊の文庫の上が終わったのと同じくらいの感覚です。
下巻で事態がどう動くのか楽しみです。

まかてさんのほうにもコメントありがとうございますーー♪
姫野さんの作品も気になっているのですが、
「前回候補になったときに受賞するべきだった」という評価も聞いたりするので、
どれから読もうか迷い中です。
本屋大賞。
初期の頃は本当におもしろい本が受賞していたのに年々つまんn(以下自粛
・・・って聞きますね(^^;)

cecilさんのコメント
2014/02/24

九月猫さん♪

上下巻に分かれてると、下巻を読むまでにタイムラグができてしまってそこが悩ましいですよね!
早く下巻が九月猫さんのもとに届きますように!

本屋大賞・・・そうなんですよね。
私も始まったばかりの頃は直木賞に続けて
必ずチェックする賞にしようとも思ったんですけど最近のは本当・・・
文庫でもいいかなーというレベルなので面白そうであれば読むようにしてますw
それ以上にがっかりするのが「このミス」なんですけどねw
最近は文学的なレベルやストーリーの濃さよりも、読みやすさが優先されているようで微妙だなーと思います。

姫野さんもベテランですよね!
最近、読みたい作家さんがどんどん増えて嬉しい悲鳴w

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