シリーズ三作目、今回もまず現れるのは空を飛んでいる途中で殺され、そのままの形でミイラ化したとしか見えない女性遺体というインパクトの強さ。彼女が双子であること、途中に挟まれる彼女視点の16年前、さらにシリーズキャラとして個性的で目を惹いていた姫野刑事(ヒメ)の過去と絡みリーダビリティの高さには感心します。伏線やラストの展開は書き方によってはもっと良くなったのではないかとは思いますが、デビュー三作目とは思えないそつのない上手さを堪能しました。シリーズの今後も、作者の成長も含めてとても楽しみです。
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- 感想投稿日 : 2019年6月14日
- 読了日 : 2014年12月17日
- 本棚登録日 : 2019年6月14日
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