読みたいと思ったきっかけは静岡書店大賞選出。知っている場所が出てくるかしらという軽い気持ちでした。駿府城公園で記憶を失った状態で目覚め、途方に暮れるぼくに声をかけてきたのは大学生開登。彼と一緒に過去の自分を探すことになりますが…。基本は開登を中心にした連作短編。温かくて悲しくてほろほろ涙がこぼれそうになる短編は最後に大きな展開を見せます。最後まで読むと、ちゃんと伏線がいくつも思い当たる優しい恋愛ミステリ。タイガということで軽めのものを想像していましたが想像以上に良かった。前2作も是非読んでみたいです。
読書状況:読み終わった
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- 感想投稿日 : 2020年5月17日
- 読了日 : 2019年10月4日
- 本棚登録日 : 2020年5月17日
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