こういうものって読む側の心構えで全く違う印象になるらしい。谷を挟んだ黒鳥館と白鳥館の様子が交互に書かれ、幕間が煽る…本格の館物を読んでいるつもりならばどんなにワクワクするだろう。しかし私はこれがバカミスだと知っていた。読むにつれ色々な違和感が館のイメージを変えていき、頭の中は私は何を読まされているんだ?状態に。謎解きが始まり、これは壁本と言われるのも…と思ったのもつかの間、その後も次々繰り出される謎解きに、もはや開いた口が塞がらない…。好きとか嫌いとか受け入れられるかどうかいう以前に「凄い」それにつきる。
読書状況:読み終わった
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- 感想投稿日 : 2020年10月23日
- 読了日 : 2020年10月4日
- 本棚登録日 : 2020年10月19日
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