クレヨン王国 しっぽ売りの妖精 (講談社青い鳥文庫)

著者 :
  • 講談社 (2000年2月15日発売)
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本棚登録 : 98
感想 : 4
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SLマニアの悪魔に目をつけられ、夜行列車を動かすよう野菜たちを奴隷としてこき使う。
死なれては困るので、わざとしっぽ売りの妖精と出会うように仕向け、しっぽをつけさせる。しっぽの効力で一時的にエネルギーが湧き出る。

順番にしっぽが付けられたやりとりと、しっぽのついた野菜たちのイラストが可愛かった。
しかし、アラスト&王妃への問題は、1問目は無理やりすぎるように思えるし、2問目は野球に興味のない人間にはさっぱりすぎて、急に世界観どうした?と突っ込みたくなった。冒頭のなぞなぞから、青山学院大学などの実在の大学名などがいくつか上がるので、なんかいつもと調子が違うなというところである。
本筋の話自体は面白かった。アラエッサの太ももに噛み付くストンストンと、悲鳴をあげるアラエッサは面白かった。その後、痛いからやめてくれと、竹箒を噛ませ、その竹箒を持って空飛ぶアラエッサは魔女のよう。(イラストが欲しい笑)

どこぞの秘密結社のようなマークがアメンボの形であるのは洒落ていた。

読書状況:読み終わった 公開設定:公開
カテゴリ: 未設定
感想投稿日 : 2024年4月3日
読了日 : 2024年3月29日
本棚登録日 : 2024年1月3日

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