星の王子さま (新潮文庫)

  • 新潮社 (2006年3月28日発売)
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幼少期に読んだ気がするが、王子様が旅をしてキツネと友達になる緩い話の印象だったものの、もっとややこしい話だったのだなと驚き。
でもやはり、キツネと知り合って仲良くなるところが一番好きだ。
そして王子さまの笑い声を聞いておくことで、王子さまが星に帰った後、地球から空を見上げるとたくさんの星のうち一つでは王子さまが笑っていて、王子さまと出会う前の星空とは違ったものになるという、ロマンがあって楽しい。
しかし、王子さまの星への帰り方で、地球では死んだようになるというのが通常の人間の死で、星に帰るのが天国に行く比喩のようで複雑な気持ちになる。
人間の死とは己の星に帰ることなのだという死生観の1つとしても良い。

読書状況:読み終わった 公開設定:公開
カテゴリ: 未設定
感想投稿日 : 2024年3月27日
読了日 : 2024年3月26日
本棚登録日 : 2024年3月26日

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