映画ファンです。
昔、一度読んだことがあったが再読。
ニンバス2000入手〜マグルの世界に帰宅まで。
上下巻ともに、軽快に読み進められて面白い。
中でも、ニンバス2000を手にしたハリーをマルフォイは妬ましく思っているだろうなと映画を観ながら思っていたが、やはり箒の包みを覗いて、1年生は箒を持っちゃ駄目なんだぞ!とやりとりしていて、通りがかったフリットウィック先生がハリーの箒について聞いた時、「実は、買っていただけたのはマルフォイのおかげなんです。(だって本当だもの。もしマルフォイがネビルの『思い出し玉』を掠めていかなかったら、僕はチームには入れなかったし)」という皮肉混じりが好き。p9
"ネビルが肘掛椅子の陰から現れた。自由を求めてまた逃亡したいという顔をしたヒキガエルのトレバーをしっかりとつかんでいる。p185もお気に入り。
文句を言いながらも、駅までの送迎をしてくれるバーノン。案外優しいじゃないか。
帰りは一家が揃って待機していた。
その姿をロンやハーマイオニーも見ており、最後の最後に、「僕たちが家で魔法を使っちゃいけないことを!あの連中は知らないんだ。この夏休みは、ダドリーと大いに楽しくやれるさ…」
やんちゃさが面白い、良い〆だった。
映画で無かった場面は、上記のやりとりや、ハグリッドが引き取ったドラゴンの卵・ノーバートの話でマルフォイやハリー達が先生に見つかるまでの経緯、懲罰の森へはネビルも行ったこと、森を見て回るペアが途中変わったこと、賢者の石の守りの試練が映画より多いこと、ダンブルドアがはっきり助けにきたことや、ダンブルドアが透明マントを託されていたことを明言していること、など。
- 感想投稿日 : 2024年1月5日
- 読了日 : 2024年1月5日
- 本棚登録日 : 2024年1月5日
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