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著者 :
  • 集英社 (2021年10月5日発売)
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本棚登録 : 7838
感想 : 484
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一言で言えば6作の連作短編集。

それぞれの話に少しずつ登場人物が被るため、読み終えるとどことなく繋がりを感じるが、その結果何かが見えてくることを楽しみにしていたのですが...

多くの読者は順番通りに読まれたみたいですが、私は天地を逆にし、前から読み進め、3話読み終えた後に再び天地を逆に。

つまり、2→4→6→1→3→5の順番で読んでみました。

全てのパターンを試せば720通り。

せめて2度読みしてみたい!って思えるとよかったのですが、残念ながら私は1度で終了ですかね^^;

説明
全六章。読む順番で、世界が変わる。
あなた自身がつくる720通りの物語。

すべての始まりは何だったのか。
結末はいったいどこにあるのか。

「魔法の鼻を持つ犬」とともに教え子の秘密を探る理科教師。
「死んでくれない?」鳥がしゃべった言葉の謎を解く高校生。
定年を迎えた英語教師だけが知る、少女を殺害した真犯人。
殺した恋人の遺体を消し去ってくれた、正体不明の侵入者。
ターミナルケアを通じて、生まれて初めて奇跡を見た看護師。
殺人事件の真実を掴むべく、ペット探偵を尾行する女性刑事。

道尾秀介が「一冊の本」の概念を変える。


【著者プロフィール】
道尾秀介(みちお・しゅうすけ)
1975年東京都出身。2004年『背の眼』でホラーサスペンス大賞特別賞を受賞しデビュー。07年『シャドウ』で本格ミステリ大賞を、09年『カラスの親指』で日本推理作家協会賞を、10年『龍神の雨』で大藪春彦賞を、同年『光媒の花』で山本周五郎賞を、11年『月と蟹』で直木賞を受賞。その他の著書に『向日葵の咲かない夏』『鏡の花』『いけない』『雷神』など多数。

読書状況:読み終わった 公開設定:公開
カテゴリ: 未設定
感想投稿日 : 2022年10月22日
読了日 : 2022年10月22日
本棚登録日 : 2022年10月22日

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