久々の道尾秀介作品、これで通算8冊目です。
読み終えた直後の評価としては☆4つ。
巻末の橋下満輝さんの解説(「龍人の雨」ーーもう一つの姿)を読み終えた瞬間に、評価は☆5つに格上げとなりました。
ここまで読み取れる力が欲しい...
代表作である「向日葵の咲かない夏」、個人的に好きな「カラスの親指」に「背の眼」等、好きな作品もあり、積読もまだ何冊かありますが、きっと本作を機に道尾作品を今までとは違ったレベル感で追い求めることになると思います。
解説を読み、ブクログに足跡を残しながら、もう一度最初から読み返してみたいと心が揺れる。
そんな作品でした。
※敢えて内容には触れず
説明
内容紹介
添木田蓮と楓は事故で母を失い、継父と三人で暮らしている。溝田辰也と圭介の兄弟は、母に続いて父を亡くし、継母とささやかな生活を送る。蓮は継父の殺害計画を立てた。あの男は、妹を酷い目に合わせたから。――そして、死は訪れた。降り続く雨が、四人の運命を浸してゆく。彼らのもとに暖かな光が射す日は到来するのか? あなたの胸に永劫に刻まれるミステリ。大藪春彦賞受賞作。
内容(「BOOK」データベースより)
添木田蓮と楓は事故で母を失い、継父と三人で暮らしている。溝田辰也と圭介の兄弟は、母に続いて父を亡くし、継母とささやかな生活を送る。蓮は継父の殺害計画を立てた。あの男は、妹を酷い目に遭わせたから。―そして、死は訪れた。降り続く雨が、四人の運命を浸してゆく。彼らのもとに暖かな光が射す日は到来するのか?大藪春彦賞受賞作。
著者略歴 (「BOOK著者紹介情報」より)
道尾/秀介
1975(昭和50)年、東京都生れ。2004(平成16)年『背の眼』でホラーサスペンス大賞特別賞を受賞し、デビューする。独特の世界観を持つ作家として、大きな注目を集めている。’07年『シャドウ』で本格ミステリ大賞、’09年『カラスの親指』で日本推理作家協会賞を受賞。’10年『龍神の雨』で大藪春彦賞を、『光媒の花』で山本周五郎賞を受賞する。’11年『月と蟹』で直木賞を受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
- 感想投稿日 : 2022年7月24日
- 読了日 : 2022年7月24日
- 本棚登録日 : 2019年11月19日
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