ツバキ文具店

著者 :
  • 幻冬舎 (2016年4月21日発売)
4.15
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本棚登録 : 9928
感想 : 1051
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「ライオンのおやつ」以来、小川糸さんの作品はこれで2冊目ですが、心温まる優しい物語を描けることがすごくわかりました。

ブクログのフォロー、フォロワーさんの評価も高く気になっていた本書、地区センターで見つけお借りして来ました。

明日が返却日…もはや鉄板となったギリギリセーフ_( ˙꒳˙ )_(笑)
でも実は明日の返却までにもう1冊を...^^;

コホン(´ρ`*)
本作の主人公は鎌倉で文具店と代書屋を営む鳩子。代書屋として様々な依頼人の手紙を書きます。
恋文や絶縁状、天国からの手紙など、相手の心に寄り添う手紙を書くことで、鳩子自身も亡き祖母への想いに気づいていきます。
鎌倉の風景や食べ物、人々の暮らしが描かれた心温まる物語。

せっかく横浜にいるんだし、暖かくなったら今年こそ鎌倉散策に出かけよう。

<あらすじ>
鳩子は祖母の葬式のために8年ぶりに鎌倉に戻ります。祖母は文具店を営む傍ら、代書屋として手紙を書く仕事をしていました。鳩子は祖母に反発して家を出てしまい、そのまま音信不通になっていました。

鳩子は祖母の文具店を継ぐことにします。依頼人は、友人への絶縁状や借金のお断り、元夫婦の挨拶文など、さまざまな人々でした。鳩子は依頼人の思いをすくいとり、文字にして相手に届けます。その過程で、鳩子は自分の心の中にある祖母への未練や感謝を認めていきます。

鳩子は地元の人々とも親しくなります。隣に住むバーバラ婦人や男爵、パンティーというあだ名の小学校の先生、カフェを営む守景やその娘の陽菜など、鳩子は彼らの人生に関わりながら、自分の人生にも変化を感じます。
鳩子は祖母に宛てた手紙を書き、自分の気持ちを伝えます。それは、鳩子から祖母への、長い長い手紙でした。



言いたかった ありがとう。言えなかった ごめんなさい。
伝えられなかった大切な人ヘの想い。あなたに代わって、お届けします。

家族、親友、恋人⋯⋯。
大切に想ってっているからこそ、伝わらない、伝えられなかった想いがある。
鎌倉の山のふもとにある、
小さな古い文房具屋さん「ツバキ文具店」。
店先では、主人の鳩子が、手紙の代書を請け負います。
和食屋のお品書きから、祝儀袋の名前書き、
離婚の報告、絶縁状、借金のお断りの手紙まで。
文字に関すること、なんでも承り〼。

ベストセラー『食堂かたつむり』の著者が描く、鎌倉を舞台した心温まる物語。

著者について

作家。著書に小説『食堂かたつむり』『喋々喃々』『つるかめ助産院』『あつあつを召し上がれ』『さようなら、私』『にじいろガーデン』『サーカスの夜に』、エッセイ『ペンギンと暮らす』、『こんな夜は』『たそがれビール』など多数。

読書状況:読み終わった 公開設定:公開
カテゴリ: 未設定
感想投稿日 : 2024年2月10日
読了日 : 2024年2月10日
本棚登録日 : 2024年2月10日

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コメント 4件

チーニャ、ピーナッツが好きさんのコメント
2024/02/11

ヒボさん、こんにち૮₍ • ᴥ • ₎აワンw

ヒボさんにもこちらの作品…
高評価で、良かったです…(*^^*)ᴠ

なおなおさんのコメント
2024/02/11

こんにちは。
こちらの本、絶賛積読中です^^;
もっと早く読んでおけば良かった…となりそうなことは分かっております(* ˘꒳˘;)⁾⁾
いつか、きっと、そのうちに読まねば!

ヒボさんのコメント
2024/02/11

チーニャさん、こんにち▽^ェ^▽ ワン!
皆さんの評価が高かったので、ずっと気になっていた1冊でした。
素敵な作品ですよね(*´▽`*)

ヒボさんのコメント
2024/02/11

なおなおさん、こんにちは(*ˊᵕˋ*)
私も積読に埋もれそうな生活をしています^^;
積読減らしたいのに、図書館や地区センター、電子書籍...
いろんなところから借りまくって返却期限におわれまくる日常を...(苦笑)
なおなおさんのタイミングで!!
いつか、きっと、そのうちに...ですよ♪

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