本作は作家の道尾、道尾の大学時代の友人である真備、真備霊現象探究所でアルバイトとして働く北見凛の物語。
道尾が訪れた福島県の白峠村で遭遇した恐怖体験。
時を同じく、真備の元へ送られてきた4通の手紙にはまったく関係のない4人が写った福島県白峠村近くで撮られた4枚の写真。
その写真に写った4人はその後自殺したといい、背中には眼のようなものが写っていた。
ここから始まる3人の背の眼の謎を解き明かす謎解き冒険サスペンス。
なかなかの長編ですが、中だるみすることなく読み終えました。
自殺、殺人、霊、天狗...
山の中にある田舎を舞台に描かれた読み応えのある作品でした。
早くもシリーズ第二作となる「骸の爪」が読みたくてウズウズしています。
説明
内容(「BOOK」データベースより)
「ゴビラサ…」道尾の前で謎の言葉を呟いた男は、数日後に刺殺体で発見された。やがて、彼の残した言葉と度重なる霊現象が結びついた時、孤独な少年の死に端を発した一連の事件にまつわる驚愕の真実が明らかになる。美貌の助手を伴う怜悧な霊現象探求家・真備と、売れないホラー作家・道尾のコンビが難事件に挑む。
著者略歴 (「BOOK著者紹介情報」より)
道尾/秀介
1975年東京都生まれ。2004年本作で第5回ホラーサスペンス大賞特別賞を受賞しデビュー。07年「シャドウ」(東京創元社)で第七回本格ミステリ大賞受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
読書状況:読み終わった
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- 感想投稿日 : 2021年3月7日
- 読了日 : 2021年3月7日
- 本棚登録日 : 2019年9月18日
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