ロード・キル (扶桑社ミステリー ケ 6-1)

  • 扶桑社 (1996年6月1日発売)
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本棚登録 : 156
感想 : 14
3

追いつめられた2人(キャロルとリー)は、殺人をおかした。

だが、それを見つめる目があった。

男(ウェイン)は2人を地獄のドライブに連れ出す。

それは、想像を絶する殺人旅行の始まりだった。

まさに「ロード・キル」。

「オフシーズン」でケッチャム作品にドハマリした私には本作はおとなしすぎると感じてしまいました。

確かにウェインはシリアルキラーと化し、何人殺したのかわからなくなる位に次々と人々の命を奪っていきます。

でも、なんだろう...

ケッチャム作品といえば残酷なまでの肉体的な苦しみと、異常心理の塊というのが私のイメージであり、求めるもの。

そこからすると本作はおとなしい。

確かに狂ってるんです。

些細な理由で、ウェインの殺人リストに名前が載ってしまった人々が次から次へと人が殺されるんです。

でもあまりにも簡単に死にすぎてる(銃で撃ち殺される)。

もっともっとエログロスプラッターを期待していた為、私には物足りない...

説明
内容(「BOOK」データベースより)
ウェインは密かな殺人願望を持っていた。一見するとごく普通の男性ウェインには昆虫や小動物などを殺し続けた過去があった。加えて隣人達の「犬のふんを掃除しない」といった些細な出来事を手帳に記し、「有罪」として復讐の機会を狙っていた。ある日、彼は恋人スーザンと散歩中、不意に彼女の首を絞めた。驚いたスーザンは咄嗟に逃走。だが、その時ウェインは偶然にも殺人現場を目撃。この日を境にして彼の心は次第に解き放たれてゆく。病めるアメリカをオフ・ビート感覚で描き切る超異常心理スリラー。

読書状況:読み終わった 公開設定:公開
カテゴリ: 未設定
感想投稿日 : 2022年11月25日
読了日 : 2022年11月25日
本棚登録日 : 2022年11月25日

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