オードリー・タン デジタルとAIの未来を語る

制作 : プレジデント書籍編集チーム 
  • プレジデント社 (2020年11月29日発売)
3.84
  • (171)
  • (292)
  • (200)
  • (22)
  • (14)
本棚登録 : 3579
感想 : 295
4

個人的に世界でもっとも注目している人の1人、それが著者であるオードリー・タン。

なぜ氏が気になるかと言えば、①35歳の史上最年少で行政院(内閣)に入閣②世界中で猛威をふるう新型コロナウイルスの蔓延を抑えきっている台湾において、コロナ対策を成功に導いたテクノロジー界の異才と呼ばれる存在だからだろう。

最近、無意識のうちにAIや近未来に起こる変化などについて書かれた本を手にすることが多くなりました。

タイトルは「デジタルとAIの未来を語る」、読むのを楽しみにしていた1冊です。

読み終えて正直な感想は私が勝手にイメージしていた内容部分はボリュームとしては少なかったと思っています。

むしろ、オードリー・タンという天才がいかに生まれたのか。

何を考え、何を目指し、何を成そうとしているのかについて語られていました。

ITがどう人々の生活を豊かにするのか、その為に社会は、個人は、国は、どのような視点でインフラ整備を進め、どのように次世代を担う教育をしていくのか。

台湾での実例と共に、個人が考え、参画し、社会を変えていくことの重要性とデジタルの可能性、AIと共存する未来が描かれています。

決して弱者を置き去りにしないというオードリー・タンの根底にある考え方には感銘を受けました。


説明
内容紹介
インタビュー時間20時間超!
オードリー・タン氏自身が、自らの考え、行動、
夢を語る!!

世界のメディアがいま、最も注目する
テクノロジー界の叡智が、描く
デジタルとAI(人工知能)の未来!

台湾は、2020年に全世界を襲った新型コロナウイ
ルス(COVID-19)の封じ込めに唯一成功しました。

本書は、その中心的な役割を担った若きデジタル
担当政務委員(閣僚)が、コロナ対策成功の秘密、
デジタルと民主主義、デジタルと教育、AIと社会
・イノベーション、そして日本へのメッセージを、
自身の言葉で語りつくします。

【contents】はじめに
序章 功を奏したITによる新型コロナ対策

第一章 私をつくってきたもの

第二章 デジタル民主主義とソーシャル・イノベーション
~誰もが政策に寄与できる社会

第三章 ITは教育をどのように発展させるか
~プログラミング思考を身につける

第四章 AIが開く新しい社会
~デジタルは人のためにある

第五章 日本へのメッセージ

出版社からのコメント
「IQ180」「トランスジェンダー」「史上最年少閣僚」
など様々な形容詞でセンセーショナルに取り上げられ
る彼女が、現在の世の中、新型コロナウイルスの行方、
AI・デジタル、そして日本をどのように捉えているのか、
ぜひ本書で確認してください!

内容(「BOOK」データベースより)
2020年に全世界を襲った新型コロナウイルス(COVID‐19)の封じ込めに、成功した台湾。その中心的な役割を担い、世界のメディアがいま、最も注目するテクノロジー界の異才が、コロナ対策成功の秘密、デジタルと民主主義、デジタルと教育、AIと社会・イノベーション、そして日本へのメッセージを、自身の言葉で語りつくす!
著者について
オードリー・タン(Audrey Tang 唐鳳)
台湾デジタル担当政務委員(閣僚)
1981年台湾台北市生まれ。幼い頃からコンピュータに興味を示し、12歳でPerlを学び始める。
15歳で中学校を中退、プログラマーとしてスタートアップ企業数社を設立。
19歳のとき、シリコンバレーでソフトウエア会社を起業する。
2005年、プログラミング言語「Perl6(現Raku)」開発への貢献で世界から注目。
同年、トランスジェンダーであることを公表し、女性への性別移行を開始する(現在は「無性別」)。
2014年、米アップルでデジタル顧問に就任、Siriなど高レベルの人工知能プロジェクトに加わる。
2016年10月より、蔡英文政権において、35歳の史上最年少で行政院(内閣)に入閣、無任所閣僚の政務委員(デジタル担当)に登用され、部門を超えて行政や政治のデジタル化を主導する役割を担っている。
2019年、アメリカの外交専門誌『フォーリン・ポリシー』のグローバル思想家100人に選出。
2020年新型コロナウイルス禍においてマスク在庫管理システムを構築、台湾での感染拡大防止に大きな貢献を果たす。

著者略歴 (「BOOK著者紹介情報」より)
タン,オードリー
唐鳳。台湾デジタル担当政務委員(閣僚)。1981年台湾台北市生まれ。幼い頃からコンピュータに興味を示し、12歳でPerlを学び始める。15歳で中学校を中退、プログラマーとしてスタートアップ企業数社を設立。19歳のとき、シリコンバレーでソフトウエア会社を起業する。2005年、プログラミング言語「Perl6(現Raku)」開発への貢献で世界から注目。同年、トランスジェンダーであることを公表し、女性への性別移行を開始する(現在は「無性別」)。2014年、米アップルでデジタル顧問に就任、Siriなど高レベルの人工知能プロジェクトに加わる。2016年10月より、蔡英文政権において、35歳の史上最年少で行政院(内閣)に入閣、無任所閣僚の政務委員(デジタル担当)に登用され、部門を超えて行政や政治のデジタル化を主導する役割を担っている。2019年、アメリカの外交専門誌『フォーリン・ポリシー』のグローバル思想家100人に選出。2020年新型コロナウイルス禍においてマスク在庫管理システムを構築、台湾での感染拡大防止に大きな貢献を果たす(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

読書状況:読み終わった 公開設定:公開
カテゴリ: 未設定
感想投稿日 : 2021年4月9日
読了日 : 2021年4月9日
本棚登録日 : 2021年4月4日

みんなの感想をみる

コメント 0件

ツイートする