夏目信人シリーズ三作目です。気が抜けて若干昼行燈な感じになっていますが、さくっと真実にたどり着くのは相変わらずです。
短編集で読みやすい上に、一つ一つの話にも重みが有って引き込まれてしまいます。
罪を犯しているのだけれど、それを犯しているのも人間だという想いが込められた作品だと思います。薬丸岳作品に共通したものではあるのですが、この作品も優しさとやるせなさが有ります。
今回は大きな展開もあるので、これからの物語にどういう風に影響するか気になります。
読書状況:読み終わった
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7点
- 感想投稿日 : 2021年9月8日
- 読了日 : 2021年9月7日
- 本棚登録日 : 2021年9月7日
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