【内容紹介・引用】
ーー「小松さん、なんかいいことあった?」
52歳の非常勤講師小松の恋と、
彼を見守るネトゲに夢中の年下敏腕サラリーマン宇佐美の憂鬱
52歳の非常勤講師小松は、新潟に向かう新幹線で知り合った同い年の女性みどりが気になっているが、恋愛と無縁に生きてきた彼は、この先どう詰めればいいか分からない。一方、みどりは自身の仕事を小松に打ち明けるかべきか悩んでいた。彼女は入院患者に有料で訪問サービスをする「見舞い屋」だったのだ。小松は年下の呑み友だち宇佐美に見守られ、緩やかに彼女との距離を縮めていくのだか、そこに「見舞い屋」を仕切るいかがわしい男・八重樫が現れて……絲山秋子が贈る、小さな奇蹟の物語。
この表紙はあれか?小松か?怖いじゃないか。やくざか?
この本の中の小松さんは薄給の臨時講師で生徒を愛する温厚な紳士。50才オーバーの恋の話ですがエンタ-テイメント性よりも穏やかで人間味に溢れた中編です。
飲み屋仲間の宇佐美(うさちゃん)もなかなかいいキャラですが、濃い演出とかは無いので結構薄味。この濃い味を求める感覚はもしかしてエンタメに毒されている僕?
この関係性結構魅力的なので続編あったら読むかもしれない位には気に入りました。
読書状況:読み終わった
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- 感想投稿日 : 2018年10月12日
- 読了日 : 2018年10月11日
- 本棚登録日 : 2018年10月11日
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