コメントしにくい本であります。
こういう社会的に意義のあるテーマで書かれている、一般的に評価されている本をうんぬんするのって結構勇気いるなあ・・・。
率直に言うと個人的に全然物語に入って行けなくて、修行をしているような、漢方薬を飲んでいるような気持でした。ぶっちゃければ、ただただ詰まらなかったという感じです。
当然個人個人の趣向が有るし、これは読んでいてもしっかり背骨の入った力作だという事はしっかり伝わってきました。
果たしてミステリー要素を盛り込む必要が有ったのか・・・。主人公の心情に突飛な所が有って、結果的にそれはミステリーとしての面白さの為に書かずに隠していたと見えてしまった。リアルな情景描写よりもそちらを読みたかったという感じでしょうか。
これは受け取り手の問題だと思います。作品としては沢山の人が絶賛しているので僕ぐらいがご意見しても揺るがぬ牙城であろうと思う次第であります。
読書状況:読み終わった
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- 感想投稿日 : 2019年3月11日
- 読了日 : 2019年3月10日
- 本棚登録日 : 2019年3月10日
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