半分以上は佐藤界飛さんとの対談。佐藤さんの言うことはハッキリ言ってとっつきにくい。それは高城さんがいうように精神の分野の専門家だからだろう。たまに興味深いことも言っているが、ほとんど対談は流し読み程度でも良い内容だったと思う。高城さんが遅筆のためにページを埋めるためねじ込んだ対談かと。実際に読み応えがあるのは第一章のみ。この章を読むだけでもこの本を買う価値はあると思う。精神や魂、心という日本人がとっつきにくくなっている(マスメディアという空気製造装置がそうした)これらをどう捉えるかということがパソコンに分かりやすく例えられて説明されている。頭で考えては駄目とか、直感にしたがって行動しろ。とか高城さんじゃなくてもいろんな人が言ってるけど、それを論理的にどうしてそうすべきなのかということをこの章を読むと理解できる。精神の分野の専門家ではない高城さんが書いたものだからこそ、胡散臭さがない(胡散臭い人物ではあるがw)書いてあることは至極まともで、精神分野に対して免疫がない人でも(そういう人はこの本を手に取らないと思うが)とっつきやすい内容になっていると思う。また、ダイエット本としても優秀。世に溢れているダイエットメソッドやダイエット本は、ダイエット本ではないこの本に敵わない。ただ単に日常の流れに身を任せていると、如何に巷にあふれるものが薄っぺらであるかということや、自分がただ空気を読む人になってしまっているということさえも忘れてしまう。無知の知を与えてくれる、刺激を与えてくれる高城さんの本は基本的にはずれないな。これを読んでメルマガ再購読始めました。
- 感想投稿日 : 2013年7月16日
- 本棚登録日 : 2013年7月16日
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