またあっという間に読み終わってしまった…。
冒険自体はうまく行き過ぎ感が相変わらずあるんですが、モチーフや布石が最後にカチッとハマる感が上手いんですよねぇ。
コナーがどんどんかっこよくなってる。手の打ちようがないと諦めて滅びを待つより可能性に賭けたいとみんなを奮い立たせるシーンいいですね〜かっこいいです。
赤ずきんがアホ可愛くて、それを補佐しつつ愛してくれるフロッギーがこれはまたいい男。読んだ人みんなフロッギーの夢女子になるんじゃない。
トロルベラ、なかなかいい女王様のように思いますが、コナーと今後どうなるんでしょう。
エズミアがデイジーを燃やしてしまうシーンが好きです。なんつー器の狭さ。この巻まで一貫して作者の描く悪って『狭量』なんですよね。狭量さが不寛容や差別を生むと思うと、なんとなく作者自身の体験も案じてしまうところです。
気になったところが、海の魔女と取引して血液から王族の血を確認されるシーン。もし刺されたのが赤ずきん本人だったとしても、選挙で選ばれた赤ずきんにも王族の血は流れているのでしょうか?赤ずきんもなんらかの血縁者の設定だったっけ…?
最後に本当に唐突にアレックスとお別れが来てしまったのが悲しいので次巻を読みます。
読書状況:読み終わった
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- 感想投稿日 : 2021年5月15日
- 読了日 : 2021年5月15日
- 本棚登録日 : 2021年5月15日
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