魔法の扉がしまるとき (6)

  • 平凡社 (2019年9月27日発売)
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本棚登録 : 115
感想 : 8
4

読み終わってしまった…。
5巻はやたらと読むのに時間がかかったのですが最終巻はあっという間でした。
赤ずきんが本当にアホだしわがままなんですが、ときどきいい事を言うし、恐ろしいほど行動力があるんですよね…。なんとも魅力的です。
Gleeでクリス・コルファーを知り、このシリーズを読み始めたのですが、6巻はニューヨークが舞台になったりクインという司会者が出たりして、きっと作者はGleeにあやかろうなんて全く考えてないと思うのですが、いちファンとしては、ちょっと嬉しくなってしまうのは否定できませんね。
自分の容姿や過去の行いに縛られている人に、自分のあり方は自分で決められるんだよ、という強いメッセージの込められた最終巻でした。なるほどレッドが強いわけです(笑)
そうやって、世界が美しいものだと子どもたちに伝えようとしている、作者が何よりそれを信じている。そのことがなんだかとても嬉しく。ひとまずシリーズが完結して良かったなぁと思います。
マザーグースと赤ずきんの外伝もそのうち読んでみたいです。
蛇足ですが、結局アザーワールド(現実側)でのアレックスの消息は周囲になにも説明していないのでしょうか。80歳になるまでよく誰もツッコまなかったなぁと。

読書状況:読み終わった 公開設定:公開
カテゴリ: 未設定
感想投稿日 : 2021年11月13日
読了日 : 2021年11月13日
本棚登録日 : 2021年11月13日

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