赤目姫の潮解 LADY SCARLET EYES AND HER DELIQUESCENCE (講談社文庫)

著者 :
  • 講談社 (2016年7月15日発売)
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本棚登録 : 820
感想 : 66

2016/11/23
自分という平面、むしろ全人類の視点を含んだ平面上の皺としてとらえる。死んだ瞬間人は別の時空の誰かになって、それが何度も繰り返されてこの世の今までのすべての人になった。だから覚えている。
人間、とは言っているけど大分電脳化が進んでいる世界だと思う。言うならWシリーズの子供が生まれない問題が問題として出る前(ここらへん忘れてる)。他人の視点にアクセスする権限が与えられた瞳の色の人たちが操り手なのかと。
自分自身が自分自身で在り続ける意味、肉体を持つ意味もないのかもしれない。そんな経験がないから肉体に執着するのだろうか?

読書状況:読み終わった 公開設定:公開
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感想投稿日 : 2016年11月23日
読了日 : 2016年11月23日
本棚登録日 : 2016年11月23日

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