死の匂いを嗅ぐことが出来る定年間近の刑事の話。
その能力から、死体を溶かして殺すという男に辿り着く。
単純な刑事物、ミステリではありません。
ボタンを掛け違えるように少しずつ物語が狂っていく様が恐ろしい。
「怪物と闘う者は、その過程で自らが怪物と化さぬよう心せよ。」
まさしくニーチェの言葉通りの話です。
読書状況:読み終わった
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カテゴリ:
小説:日本文学:その他
- 感想投稿日 : 2013年8月18日
- 読了日 : 2013年8月18日
- 本棚登録日 : 2013年8月18日
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