この本は私の人生に影響を与えた10冊の中の1冊です。その時まで親の影響で赤川次郎や東野圭吾、浅田次郎などミステリーやサスペンスしか読んでこなかった私が初めて出会ったいわゆる青春小説、ラノベに近い小説でした。表紙が擦り切れているぐらい何度も何度も読みました。昴と枇杷の掛け合いや関係性、2人ともこころに弱い部分を抱えていて、しかもその弱さは同じ根源からきているもの。それをどう乗り越え、どう生きていくのか。これは罪?と問いかけるラストシーンはもはや爽快でした。恋自体に罪なんてあるわけない。そう思える一冊でした。
読書状況:読み終わった
公開設定:公開
カテゴリ:
未設定
- 感想投稿日 : 2021年3月22日
- 読了日 : 2021年3月22日
- 本棚登録日 : 2021年3月22日
みんなの感想をみる