個人主義の流れから手に取る。個人的には情景描写がダラダラと続く文章は好みではないのですかこれは違った。その辺にあるもの(暴言多謝)とは全く別物で飽きがこない全くもって美しい文庫だ。
当初、読む前に期待していた個人主義的な考え方はところどころに見受けられるものの、それ以上に文章にやられてしまった。また、よくある外国かぶれの的外れな日本批判なども鼻につくようなこともなく、その視点はこの時代には珍しく映る。おすすめは「巴里のわかれ」。79
読書状況:読み終わった
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カテゴリ:
日本文学
- 感想投稿日 : 2020年12月13日
- 読了日 : 2020年12月13日
- 本棚登録日 : 2020年12月13日
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